今、世界中で金融とITの融合化である「フィンテック」が急速に進化を遂げています。フィンテックの今後の成長に欠かせないのは、中小のIT企業や起業家の斬新なクラウドシステムの開発です。フィンテック・プログラムの開発者を育成することは日本の大きな課題です。
そこで、フィンテックの業界団体であるフィンテックガーデンは、広く企業・起業家・学生を対象としたフィンテックシステムのコンテストを主催して表彰します。「フィンテックアワード」の開催を通して、フィンテックシステム開発者を育成し、市場の拡大に貢献することを目指します。
コンテストの開催当日の模様は、オンデマンドにより全国にリアルタイム(2019年のみアーカイブあり)で配信しています。
2019年: | ファーストアカウンティング株式会社 |
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2020年: | 中止 |
2021年: | 株式会社アイパワー |
2022年: |
合同会社ノンビンビーン
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会場: | 紀尾井フォーラム |
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発表者: | 一次審査を通過した上位5社のフィンテック企業、個人 |
表彰: | 優勝60万円、2位30万円、3位10万円、入賞5万円 |
審査※: | 事前審査、一次審査、最終審査 |
審査内容: | 新規性・実現性・有用性 |
審査結果: | 会場内での表彰 |
事前審査: | フィンテックシステムかどうかを審査します。 |
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一次審査: | 実際に可動させての動作を検証、実現可能性の審査 |
最終審査: | 審査会場内で実施します。内容は、審査員の前での10分間のプレゼンです。目安として、3分ほどで応募作品のコンセプトを説明していただき、残りの7分ほどで作品のデモンストレーションをしていただきます。※プロジェクターに投影できるよう、ノートPCのみ持参してください。接続はHDMIで行います。 |
参加資格: | 日本国内に居住する企業及び個人 |
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【応募作品例について】
●例1:銀行データから売掛金の消込を行うシステム
銀行の取引明細データをダウンロードし、各メーカーの請求書システムの売掛金データと付け合せをし、未回収の売掛金リストを作成するシステム。
●例2:QRコードを使った領収書システム
領収書に取引内容の詳細を記載したQRコードを印刷するシステム。このQRコードが印刷された領収書はスキャナーやスマホで読み取りデータ化することが出来る。
【応募作品について】
一般社団法人フィンテックガーデンは、国内のフィンテックデータを共通化するプラットフォームを実現するために設立されました。公開APIや公開フィンテックシステムをSierやプログラマ、企業が自由に利用できるプラットフォーム、データベースを順次公開していきます。
【フィンテックガーデン設立の背景】
国内のフィンテックデータは、APIが公開されていない、または各社による独自のデータフォーマットにより様々なデータが個々に独立し共通化されていません。そのため各社独自のデータを取り込むために、ひとつひとつシステムを開発しなければなりませんでした。そこでフィンテックガーデンは、国内のフィンテックデータを共通化し、システムをひとつ作成するだけで様々なデータを入出力する事ができるようになるシステムを開発していきます。
【フィンテックガーデンの未来】
フィンテックガーデンのAPI、システムの仕様などはエコシステム(複数の企業・団体が共存する仕組み)として銀行や様々なフィンテック企業に公開し自由に作成していただけるようにします。またビックデータや人工知能(AI)の活用、新しい決済手段なども検討していきたいと考えています。フィンテックガーデンは開発会社やベンチャー企業と協力しながら国内のフィンテック産業を育成していきたいと考えています。
【名称の由来】
フィンテックガーデンは金融だけで無く、保険や会計、電子領収書など業種業態により異なるプラットフォームを作成していきます。フィンテックガーデンの「ガーデン」の由来は個々の業種業態ごとのプラットフォーム、つまり「庭」を作るという所から派生しています。